ゴスロリって言ってごめんなさい。

エスカルゴスキンvol.2という雑誌がとても面白かったので、買うことにしました。
ヨーロッパの古風でおしとやかな洋服をリバイバルすることに興味がある人対象の雑誌なんだけど・・・まわりくどい言い方だね、つまり、ゴスロリ総合雑誌になるのかな?
でも、他のゴシックとパンクファッションが混ざってる洋服雑誌(ケラとか)とはちょっと一味違うかんじです。表面的な奇抜さだけじゃなくて、「文化」を扱っているというか。流行より、美学・心持ちを考えてるところに惹かれました。
それに、(食用)蝸牛肌って名前がよろしい。


記事のなかでも、実り多かったのは、対談です。
ゴシックなお洋服モードの先端を走るお姉さま方の座談会が収録されているのでした。
彼女たちの意志の強さと自己分析の的確さ、そして大人らしい「諦観」が感じられます。
この世界もなかなか奥の深いものなんだなと、考えを改めたほどです。

一部によれば、ゴスロリという名前はつけられてから日が浅いらしく、もっと昔からの当事者の方からすれば自分のファッションをゴスロリといっしょくたにされるのは、あまり良い気分ではないそうです。だいたい、ゴシックとロリータはもともと違うものだし、たまたまそれが一緒になったものがゴスロリというだけ。自分たちはただ、古風で品のよいお洋服を嗜んでいるのであり、ゴスという響きにも趣がない!と言っていました。確かに・・・。私今までこの言葉使いすぎてました。ごめんなさい。
それにしても、これからどう呼べばよいのでしょうか?

また、リストカットや不健康がファッション化していることについても嘆いていました。なかなか鋭いですね!!解決を急ぐべき問題だと思います。

余談ですが、ロリータの世界でも白ロリ・黒ロリなどと細分化がされているらしく、全部把握するのは難しそうですね。(・・・白と黒で派閥争いがあると聞いたことがあるのですが、定かではない・・・)



いまさら気付くことでもないのでしょうが、
どうやら、私の関心・興味の感覚はそういう人たちと似たものであるかもしれません。
なのに、私がゴシックなお洋服を着ないっていうのは・・・何なんだろう?ケチだからかな?(大抵そういうお洋服は、ショック死できるほどのお値段です。)
大して理由はないです。きっと。