clammbon 

私の人生において、サワヤカな青春の「青」はない!と断言する。
高校時代はだいたい「曇り空」という感じ。最悪とまではいかなくても、暗くて湿っぽいイメージだが、まさにそのとおりだ。甘えと、ニヒリズムに満ちていた。
中学時代はもっと大変だった。いろいろともろかった。ウザイほど感傷的だった。
今考えれば、そういう点で、私は一般的な「少女」だったと思う。(←当時なら完全否定していただろうがな。)
でも全体的にみたら、ヴィヴィットで楽しかった。よく怒り、よく泣き、よく笑った。

クラムボンは、そういう時代を思いださせる。
その曇り空な感じを思い出させる。
だから、しっかりと聴きたい。

クラムボンが好きになったのは中2の秋頃だったか・・・あまりよく覚えていないが、いま改めて自室のCD棚をみてみると、全てのアルバムが揃っている。そういえば、学校帰りに一人でライブにも行った。制服なのは私だけで、小心者の私はひたすらヒヤヒヤしていた。
すごいな、こんだけ好きだったんだ・・・。
←過去形なのは、ここ2年くらいクラムボンから離れていたからだ。なんというか、彼らは迷っているかんじがした。デビューしたてのときの、私の心を捉えたあの「不思議で、かっこいい」感じが、薄まってきている。つまり、面白くなくなったのだった。
でも、プロダクションを変えた後、前回のアルバム「id」からまた「不思議で、かっこいい」が戻ってきたみたいだ。

↓new album「てん、」



はっきりいって、今回のアルバムは高い! 当然だ、CDが2枚入っているんだ。
昔みたく、クラムボンなら盲目的に買う、ということは今はできなくなっているので、とりあえず視聴してみた。結果、買うことに。
やっぱり、戻ってきている。いや、違う。進歩している!
「id」で戻ってきた<面白い>の方向性で、さらに進化している。

ああやっぱり、4年前クラムボンがいい!と思った感覚は、間違っていなかったんだ。