太陽の塔

太陽の塔を買う。例によって、森見登美彦氏。

太陽の塔

太陽の塔

こういうイタい青春群像劇を読んでニヤけたり、腹が捩れて腸捻転を起こすほど笑ったり・・・するのは多分、健康なことではないんだけどなぁ。
内容は今のところ、どう見てもストーカー手記だ。しかし、書いてる本人がまったくそれを認めていないところが爽快なんだ!
全部読んだらまた感想かく。いや、書きたくなったら随時感想かく。



渋谷で、友達が組んでるバンドのライブがあった。
ラウドポップというか、パンクというか・・・その中間系。どっちも系。ギターが旨くて、ステージ慣れしてると見た。そして、ギタ・ボカル・リリックを一人でこなすんだなあ・・・うわ〜ぁ。
小ライブハウスには昔から憧れていたので、そりゃ私はもうウキウキ弾んでいたわけだ。しかも、そこはステッカーやチラシなどがところせましと、さながら浅草の神社のお札みたいにバンバンはってあるという、典型的なライブハウスであり。暗い店内でキイキイした木製のイスに座しながら、神社エールみたいなモス子ミュールを呑むなどし・・・。彼らの若者らしいエネルギーというものを、素直に音に換えて放出している様子を、私はオリンピックの体操選手を見ているような気持ちで眺めていたのだった。ピアノの発表会でも自主映画の上映会でも、人生に一度でも自分のショウタイムがあるというのは、ええ、素敵なことです。
その後は、同大学の知人で大島ラーメン→BOOKFIRSTで太陽の塔という経過だ。


ところで、渋谷は人臭くて嫌いだ。私は(特にここのところ急激に)アンチ渋谷の傾向にある。なぜか、人ごみはむしろ好きであるのに。
渋谷を歩く人は、レジャーできてるはずなのに皆鬼気せまっていて、なんだかうんざりさせられる。あれは、ハチ公前の交差点やビルなどの構造事態に原因があるのではないかと思うが。もうちょっとスマートな街づくりができないものなのか。