女工哀史

女工哀史をやってきたのでした。正式には倉庫の製品チェックバイトですが。
朝9時〜夜6時(正確には15分overしたが)の実労8時間、時給900¥で交通費自己負担、さらに保険費250¥引かれるという搾取っぷりでござんす。
マジ疲れた... 本気でやりすぎた。
「こんなつまらん作業で丸一日潰れるのだってムカつくのに、残業なんてできるかよ!」って、はなからそういう態度で挑んだため、とにかくはやくノルマをこなすことのみが目標だった。そこに生まれつきの負けず嫌い根性が加わったため、大変なことになった。
私の中でその仕事は作業の効率(速さと正確性)を競うチーム戦としてインプットされたのだった。資本主義社会とはなんたるかを既に心得ているリアリスト女子高校と組んで仕事したのだが、彼女も殺気立った私の相手などして相当疲れただろう。申し訳ない。
受験勉強のときにすら発揮されなかったくらいの集中力で、結局ノルマの大半をうちのチームで終らせた。だいたい終了の2時間前に終わって、やった!残業ないや!と達成感に浸るのも束の間。
「へえ、終ったの?じゃあっちのノルマの方手伝ってよ。」by従業員
・・・・え???
そ、それは想定外、なんですが・・・。。

いや、確かに私が雇う側の立場だったらそうすると思うよ。だって6時までって契約で給料払うんだから、時間がある限りみっちり使ってやろうって思うよ。
ええそうです、私が甘かったんです。学校の掃除と勘違いしてた。←バカ
今思い出したよ。早くおわったら帰っていいとかそういう話じゃなかったね。。
自分たちのノルマだけ終らせることに全身全霊をつぎ込んだため、その後の2時間はエネルギー切れ。やる気なくだらだらと、かなり迷惑な労働者してました。
・・・・うう、こんなことならもうちっとスローリーに作業しとけばよかった。

しかも後から後から仕事増える増える!
「時間あるみたいだから、商品の袋取替えやっといてくれる?」by従業員
・・・はい。
「今手空いてるんだったら上の部屋の掃除しといてよ。」by従業員
・・・はい。
事務室の掃除なんて倉庫バイトの仕事じゃないですよね(怒)???
なんて言葉はのみこんで、黙々しました女工哀史。おっかさんっ!!
そんなこんなで、湯に浸した乾燥ワカメのように際限なく増殖し続ける仕事のため、6時で終るところが15分延びてしまった。
結局残業しちゃったじゃん!許せない長さじゃないけど。逆に15分くらいじゃ残業手当てもらえないし!!くっそー、お前らはなっからそういうつもりで雇ってたんか?
残業手当払わないですむギリギリまで延長するなんて・・・!
これだから資本主義社会は嫌いやー!
などなど、予想以上に疲れた。
まあ他にも、
顔はべっぴんさんなのにホラーマニアのお姉さんと吉幾三の「住みなれたー我が家にー花の香りを添えてー(以下略)」の物まね盛り上がったりして―――彼女はまた、昼休み中にかつて誰も教えてくれなかった映画ハンニバルのキモ怖いシーンをかなり「楽しげ」に「生々しく」語って聞かせてくれた―――変なことがいっぱいあって面白かった。
またしたい?・・・と聴かれたら、回答に悩むところだが。。金欠なのでやらねばなるまいよ。