シューメイカー

高っ!1500円・・・。でも買い、問答無用。

鳩山郁子新巻!カストラチュラの番外編。
今回の私的見所は、お洋服だと思う。
え?ストーリーは?・・・ストーリーは、一回読んだだけじゃちょっとわからないので今はパス(笑)しかも中国人の名前がいっぱい出て来るから、読みもわからんし、漢字も難しくて覚えられへんし、ああ、混乱する。カストラチュラだって、何度か読み直してやっと背景とか、登場人物の心理がつかめてきたのです。

まあ、とにかく、お洋服だ。
最初のお話(シューメイカー)では、でてくる人たちがデザイナー(または職人)だからってのもあるけど、彼らが着ている服がねえ、かっこいいの。
あと、そんな物語にかかわってこない街中の人でも、ファッションが素敵☆
ありえなくてww(え? 
レトロからパンクまで・・・雰囲気の違った服装の人が混在している。
だから、どこの国?いつの時代?とかいう予想が全くつかないww
個人的にはユウコさんという刺繍職人の女の人のファッションがすごく好きですね。

あと、今回は、ギャグがある(笑)
鳩山郁子さんは前作のインスレーターストーリーあたりから、ギャグがこんなに巧みな人だったんだ!!と驚かされる。
もともと、HPは軽くギャグテイストだけど。
今までは、ギャグなんて入るスキもないシリアスとか、そういう張り詰めた空気がある意味、彼女の作品の特徴だったと思うが・・・正直、読んでいて疲れるときもあった。
でも最近は、ある程度緩ませてから締めるとこは締める!って傾向がでてきて・・・うふふ、いい感じvv
物語に緩急が出てくるから、リズムにのって読みやすいし、飽きさせないし、シリアスの部分がより際立つ。


今回はカストラチュラ(本編)では謎めいた、恐ろしい存在というイメージだった“解剖学の天使”、ファンディー・チュンが見事にボケてくれてw本編を知っている人には、かなり笑える。
キザっぽいキャラクターなんですよーvv
そんな彼が、ガキ(といってもシャーロット・リンの化身?)の世話をしてるあたりが、微笑ましいです。
本編の殺伐とした感じを、うまい具合に明るく引き上げてくれた感じがします。
よかったよかった。